Q01 かぜをひきにくいのはどんな人?

免疫力が高い人はかぜをひきにくいといえます

 免疫力とは、細菌やウイルスなどの病原体が体内に侵入することを防いだり、体内にいる病原体を撃退したりしてくれる自己防御機能のことです。そのため、免疫力が高い人は、細菌やウイルスを寄せつけず、たとえ体の中に病原体が入ってきても十分に闘える力があるため、かぜをひきにくいのです。一方、免疫力が低い人は、細菌やウイルスが侵入しやすい上、退治する力も弱いため、かぜをひきやすくなります。
 特別な免疫系の病気を抱えていない限り、生まれながらもっている免疫力に個人差はほとんどありません。しかし、ライフスタイルによって免疫力は高まったり、低下したりします。また、過剰なストレス、睡眠不足、運動不足、栄養が偏った食生活も免疫力を下げる要因に。実際に、ストレスを上手に解消しながら充実した毎日を送っている人は、ストレスが多い環境で暮らしている人よりも免疫力が高いといった研究報告もあります。

病原体とは?
 病原体とは、細菌やウイルスなど、病気を招く原因の総称。細菌とウイルスは、大きさや構造、感染・増殖の仕方などが異なります。
 インフルエンザやかぜの7~8割はウイルス感染によるものが原因で、残りは溶連菌や肺炎球菌など、細菌感染が原因と考えられています。一般的にウイルス性のかぜの場合は、3~4日くらいで症状が回復するのに対し、細菌性の病気の場合は症状が長引く傾向にあります。
 また、治療法も異なります。一般的に知られている抗生物質は、細菌感染による病気には効きますが、ウイルス感染が原因のインフルエンザやかぜには効力を発揮しません。