Q04 花粉症は春だけのもの?

原因となる植物の開花時、様々な症状が出ます

 抗原性が強く広域にわたるスギ花粉が原因で発症する人が多いため、「花粉症は春先のもの」と思われがちですが、症状が現れる季節は、原因となる植物の開花期によって変わってきます。
 スギやヒノキは春に花粉が飛散しますが、イネ科は初夏、ブタクサやヨモギ、カナムグラなどは夏から秋口です。最近は複数の花粉が抗原となり、1年中花粉症の症状に悩まされる人も増えています。また、昭和50年代以降はスギよりもヒノキの植林が盛んに行われてきたため、花粉の生産量がピークとなる樹齢25~35年を迎える今後は、特にヒノキ花粉症の患者が増えることが予測されます。
 スギとヒノキには交差抗原性(アレルギーの原因となる物質が共通して含まれること)があるため、スギ花粉症の人はヒノキ花粉症にかかりやすい傾向もあります。
 その他、幼少期にダニなどを抗原とするアレルギー性鼻炎やアトピー性皮膚炎、ぜんそくにかかった人もスギ花粉症になりやすいといわれています。