Q04 糖尿病になりやすい人は?

体質と食生活によって誰もがなり得ます

 糖尿病は「肥満の人がなる」と思われがちですが、日本人はBMI(※)22の普通体型でも、体重が1キログラム増えるごとに糖尿病リスクが高まるといわれます。これは日本人の体質と食生活の変化に関係しています。
 もともと日本人のインスリン分泌量は欧米人より少なく、穀物を中心とした食生活では、この量で対応できました。ところがこの50年で日本人の脂質摂取量は約1.5倍に増加しています。
 動物性脂肪の過剰な欧米型の食事が続くと、内臓の周囲に脂肪がたまります(内臓脂肪型肥満)。すると、内臓脂肪細胞からインスリンの働きを妨げる物質が多量に分泌されるのです。そのため、日本人の少ないインスリン量では対応しきれず、糖尿病を発症するのです。
 さらに日本人は、皮下脂肪よりも内臓脂肪をため込みやすいとされ、1キログラム程度の体重の増加でも、内臓脂肪が増えれば高血糖につながります。一方で、食生活の改善で落としやすいのも内臓脂肪。「最近ズボンやスカートがきつくなってきた」と感じたら、食生活を見直して糖尿病を予防しましょう。

※BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)。25以上が肥満とされる。