Q01 若い頃よりかぜをひきやすくなった気が……。

加齢により免疫力が低下している可能性があります

 「免疫力」とは、ウイルスや細菌などの外敵を退治して体を守る力のこと。体の中で起こっている様々なトラブルに対応、調整する力も免疫力に含まれるため、「自己治癒力」や「回復力」、体調を整える「調整力」という言葉も、つまりは免疫力のことを指しています。
 免疫力を担っているのは、白血球を構成している様々な免疫細胞です。体内に入ってきたウイルスや病原菌を食べる「マクロファージ」、常に体内をパトロールし、ウイルス・病原菌に感染した細胞やがん細胞を退治する「NK(ナチュラルキラー)細胞」など、役割も様々。これらの免疫細胞が血液にのって全身を巡り、連携しながら体を守っているのです。
 このうちNK 細胞の働きは加齢の影響を受けやすいことが分かっています。加齢による免疫力の変化を見ると、10代後半から20代前半でピークを迎え、その後、徐々に働きが低下傾向に。40代になるとピーク時の半分程度になるとされ、個人差はありますが、加齢と共に免疫力は低下し、かぜもひきやすくなるといえるのです。
 加齢の他にも免疫力を低下させる原因はあります。免疫細胞に指示を出す司令塔は自律神経のため、ストレスや睡眠不足などが続いて自律神経が乱れると、免疫力に影響を及ぼします。
 「冷え」にも注意が必要です。免疫細胞は体温が37度くらいの時に活発に働くとされ、起床時の平均体温が35.5度以下の人は免疫力の低下が疑われます。