Q05 家族もいるし、減塩料理を続ける自信がありません……。

味付けを工夫し、大豆ファーストを実践するのも1つです。

 味付けには、酢やスパイスなどで酸味や辛みをプラスするとよいでしょう。特におすすめしたいのが、レモンです。レモン果汁を加えると塩味を感じやすくなるため、減塩料理の味の薄さを補ってくれる他、レモンに含まれるポリフェノールによって血圧を下げる効果も期待できます。
 減塩に加え、食事の最初に大豆を食べる“大豆ファースト”も高血圧の予防に効果的です。大豆は良質なタンパク質であり、食物繊維も豊富。タンパク質は丈夫な血管をつくる基になる大事な栄養素の1つであり、食物繊維は塩分を絡め取って体外に排泄する働きがあります。さらに、血管をしなやかにし、高血圧の予防に有効とされるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルも多いのです。
 また、野菜を先に食べるベジタブルファーストよりも、タンパク質を先に摂る大豆ファーストのほうが、満腹感を得られやすく、腹持ちがよいことも実験で分かりました。そのため、食べ過ぎを防ぎ、高血圧の原因となる肥満の予防にもなります。
 アメリカで高血圧予防食として注目されている「DASH食」という食事があります。この食事の基本は、動物性脂肪を減らし、タンパク質やビタミン、ミネラル、食物繊維をしっかり摂ること。大豆ファーストを心がければ、このダッシュ食の基本を押さえることができるのです。