Q01 熱やのどの痛みなどのかぜ症状は回復しているのに、咳だけが治らないのですが……

咳が3週間以上続く場合は、かぜ以外の疾患の可能性が。

 咳には、痰を伴う湿った咳の湿性咳嗽と、痰を伴わない乾いた咳の乾性咳嗽があります。
 そもそも咳は、体の防御反応であり、外部からウイルスや細菌、ホコリなどの異物が気道に入り込んだのを排除しようとして起こります。また痰は、気道から分泌される粘液で、侵入した異物を包み込んで取り除いてくれるものです。
 咳やそれに伴う痰は、こうした重要な役割を担っているため、直ちに止めなければいけないものではありませんが、3週間以上続く場合は注意が必要です。
 一般にかぜの咳であれば、3週間も経てば必ずよくなります。それが、3週間経っても咳が一向に治まらず、回復の兆しもない場合は、かぜ以外の疾患の可能性があるのです。このような時は、まず、かかりつけの医師に診断を仰ぎましょう。診療を受けても症状が改善しない場合は、かかりつけの医師と相談の上、アレルギー科か呼吸器科を受診することをおすすめします。
 3週間以上続く咳の疾患の内訳は、咳ぜんそくが約4割、ぜんそくが約3割で、両者を合わせると7割強を占めることになります。続いてアレルギー体質の人に起こる咳のアトピー咳嗽、COPD、かぜの後に咳だけが残る感染後咳嗽が比較的多く見られます。その他にも、非結核性抗酸菌症や結核、がんなど、様々な病気が潜んでいる可能性もあるので、長引く咳は放置しないようにしましょう。