Q02 「ぜんそく」とはどのような病気?

炎症により気道が狭くなり、発作を伴う病気です。

 ぜんそくとは、正式には「気管支ぜんそく」と呼ばれ、空気の通り道である気道に、慢性的な炎症が起きて、気道径が狭くなる病気です。気道の粘膜上皮に常に炎症があるので、ほんの少しの刺激にも気道が過剰に反応して、咳込んだり、呼吸困難、喘鳴などの発作を引き起こしてしまいます。
 一般的に「咳ぜんそく」といわれているのは、1カ月以上続く空咳を主な症状とし、喘鳴や呼吸困難は起きません。気管支ぜんそくよりも症状は比較的軽いですが、激しい咳込みが起きることも。ぜんそくの前段階と考えられ、放置していると3、4割はぜんそくに移行していきます。咳が長引いている場合は、まずは咳ぜんそくを疑い、本格的なぜんそくへの移行を防ぐことが大切です。
 近年、気管支ぜんそくは、大人の有症率が上昇し、患者数は子どもより大人のほうが多くなりました。成人ぜんそくの内訳は、小児ぜんそくからの持ち上がりが2割で、残りの8割は大人になってから発症。40~80代でも、年齢に関係なく発症するのです。吸入ステロイド薬の普及でぜんそく死は激減したものの、成人ぜんそくの患者数は過去30年間で3倍に増加しています。
 ここまでぜんそくが増えた背景の1つには、アレルギー反応を起こすダニや花粉、カビ、ホコリなどのアレルゲンの増加が挙げられます。